海外教育研究所

スタッフ日記

🦘カンガルー便り Vol.5

こんにちは。シドニーの古賀です。
シドニーは真冬です。朝晩は10度に満たずとても肌寒いのですが、日中は太陽が出ていれば20度に近くなることもあり、日向では薄めの長袖で十分な日もあります。一日の中での気温差が10度以上もあるというのは日本ではあまり経験したことがありませんので日中薄着で外出してしまい、夕方に体が冷える程寒くなるという衣類選びの後悔が何度もありました。来月からは春に向かって暖かくなっていくようですので、シドニーの冬はあっという間ですね。

7月後半に息子たちの学校、幼稚園はそれぞれ二週間の休暇が終わり、3学期目がスタートしました。前回の休暇はコロナウィルスのため公園で遊ぶことも、何かのプログラムに参加させることもかなわず、ひたすら巣ごもり状態でしたので、実質的には今回が初めて経験する通常の休暇でした。巣ごもり(=自粛)期間中に家族の濃密な時間を過ごすことはできたので、次は息子にこちらの学校以外のコミュニティで何か経験をしてほしいと考えていました。休暇期間中はSchool Holiday CampsやSchool Holiday Activitiesと呼ばれる子供たちが参加できる活動が至る所で実施されており、時間単位のものや、宿泊を伴うものまで、またスポーツや学業に特化したもの、子どもたち同士の交流や体験をテーマにしたものなど、様々な選択肢があるようです。ちなみに休暇中は学校からの宿題は一切出されていません。理由は、休暇(Holiday)だから!だそうです。息子は、一週目は私の独断で、テニス集中プログラムに平日5日間、学校と同じ午前9時~午後3時の間参加しました。テニスも英語も初心者の息子が、お弁当を持って5日間よく頑張ったと思います。それと引き換えに二週目は、本人のたっての希望で家で過ごすことになりました。宿題もないので好きなことをしてダラダラと過ごし満足そうでした。

コロナウィルスの影響で習い事も一切休止になってしまっていましたが、ここにきて全ての習い事が再開され元通りの活動的な生活が戻ってきています。小二の息子の習い事は今のところは語学力を問われないという理由もあり、スイミング、サッカー、テニスとスポーツ一色です。こちらではプールの設備を持つ学校はほぼありません。また体育も各クラス週に一回あるだけで、その内容も日本の学校のように体力増進やスポーツスキルの向上というよりは、楽しく体を動かすことを目的としているように思います。前回の体育の授業では大きなスクリーンで映像を見た後に、そのストーリーに合わせたダンスを皆で考えながら踊ったそうです。ですので、こちらでスイミングやスポーツスキルを真剣に習わせたいご家族は、放課後に民間の習い事に通わせているという印象です。習い事の選択肢はそれなりに豊富で、費用は日本とほぼ同じです。日本での習い事と異なると感じる点をスイミングで比較してみると、まずは1レッスンあたりの時間です。我が子が通うスイミングレッスンは1レッスン30分間ですので、始めるまではレッスン時間が短すぎやしないかと心配でしたが、日本のスイミングのように入水前の点呼や準備体操、レッスン後のサウナやシャワーといった流れがありません。何なら既に水着になった状態で家から到着し、終了後は水着の上にタオルをはおって帰っていきますので、レッスン時間の30分はフルに「泳ぎを学ぶこと」に限られているのです。もう一つは人数です。息子のスクールでは最大でも一人のコーチにつき生徒4人までとされています。日本では倍以上の生徒数でしたので、こちらでは先生に指導されていない待機時間が圧倒的に少なく、短時間でも濃厚な学びができているように感じます。日本の習い事では周辺の作法や礼儀のようなものを学ぶことも重視されている節がありますので、また違った新鮮な感覚をおぼえています。

学校でのプール指導はありませんが、オーストラリアは海に囲まれていますので、子供たちは大人になるまでの間に泳ぎの基本を身につけることは必要とされています。そのためスイミングは人気の習い事の一つのようです。それ以外にはサッカー、ラグビー、クリケット、テニスなど、周りにいくらでもあるよく手入れされた芝生のフィールドを利用して行われるスポーツの習い事がたくさんあります。教育熱が高いご家庭では小学校に入学後すぐに塾に通いだすことも少なくないそうです。他に音楽系、最近では日本と同じようにコーディングも人気の習い事のひとつだそうですので、追って色々とリサーチしてみたいと思っています!

最後にこちらのコロナウィルスの状況ですが、日本と同じように一度は落ち着いたとみられていた感染者数がロックダウン直前の3月後半当初の数字もあっという間に抜き去り、先週のある日の一日の新規感染者数が、これまでの最高値を記録する700人に達しました。数字のうちほとんどはメルボルンがあるビクトリア州に集中していますが、シドニー近辺でもちらほらと報告されています。先週の息子のサッカー対抗試合が中止されたのは、相手チームのメンバーに感染者が出たことでクラブ全体が2週間の隔離を余儀なくされたためだそうです。また下の息子の通う幼稚園のお友達の兄弟が通う学校でクラスターがあり、幼稚園に通う子供たちも検査を受けるよう推奨されたりと、いつ自分や家族が感染となってもおかしくない状況です。日本では夏休み、そしてお盆の時期ですね。例年とは違った休暇ですが、緊張感が続く毎日だからこそしっかりと心と体を休める機会にしていただければと思います。

  


 

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