ニュージーランドに行ってきました③(幼児教育について)
こんにちは。
榎本です。
今日はニュージーランドの幼児教育について少しご案内をさせて頂きます。
NZでは幼稚園、保育園、プレイセンターなど4000を超える幼児教育サービスがあると言われており、
そのサービス全てにおいて【テファリキ】というナショナルカリキュラムが採用されています。
【テファリキ(Te Whariki)】とはニュージーランドの先住民マオリの言葉で「編んだ敷物」という意味があります。
次の4つの原則と5つの要素を縦横に絡み合わせて、子どもを主体的に育てていこうという意味と、
移民の方が多い国柄、多様なバックグランドを持つ子供たちの誰もが乗る事のできる敷物を象徴しています。
- 4つの原則
- Empowerment 子ども自身が自分を守り成長する力を付ける
- Holistic Development 心も体も全体的に成長する
- Family and Community 家族と地域の中で育つ
- Relationships さまざまな関係をつなげる学習
■5つの要素
- Well-being こどもの健康と幸福が守られ、育まれる
- Belongings 子どもと家族が所属感を感じられる
- Contribution 学習の場で子ども一人ひとりの貢献が価値あるものとされる
- Communication 他の文化、言語、宗教へも理解と交流を通し、友情が育まれ守られる
- Exploration 子どもは自分から様々な興味を持ち、探求し学ぶ
日本のような先生が前に立ち、子どもを並べせて指導するという一斉教育ではなく、
テファリキの考えをベースにしながら、それぞれの個性を育む指導をしており、
子どもに寄り添った教育が行われているということで日本だけでなく世界からも注目されています。
ニュージーランドの先生や親は褒めるのが上手で、色々な角度から子どものいいところを見つけ、
子どもの個性やいいところを伸ばす教育が提供されています。
小学校以降でも「テファリキ」の要素や考え方を引き継がれ、個人の能力や興味に応じた教育が
提供されているのがこの国の魅力の一つです。
「個」を重視した教育を希望されるご家族は検討される価値はあると思います。
問い合わせ先:
海外教育研究所
Tel: 03-6402-9339
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