先輩留学生から届いた体験レポート!

留学体験談

カナダ 公立高校進学プログラム W.L.Seaton Secondary School(バーノン)

渡航者プロフィール
留学先 カナダ・バーノン
氏名 A・Sさん(女性) (女性)
年齢 17歳
滞在期間 2018年 4月〜2020年 6月(約2年)
参加プログラム名 カナダ公立校進学プログラム
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滞在方法 ホームステイ

留学したきっかけ・理由を教えてください

私は、高校受験で第一志望に受かることができず滑り止めの高校に入学しました。当時私の心は鬱屈していて人生に絶望していました。入った部活も一ヶ月経たずにやめてしまい、何もすることがなかった高校一年生の夏休み、母がある教育期間の「二週間の語学体験プログラム」を私に勧めました。はじめは乗り気ではなかった私も、海外に行ってみたいという思いから、カナダ・バンクーバーでの二週間の生活に決意をもって臨みました。実際、参加者は皆日本人で英語を話す機会はほぼなく、語学力としては上達はしなかったのですが、カナダ人のホストファミリーや他の国から来ていた参加者に暖かく囲まれて笑顔に溢れた生活を過ごしたことで、私の居場所はここだ、と思うようになりました。帰国してからもその二週間を忘れられず、留学したいという思いは強くなる一方でした。留学先や留学方法を模索していた際に偶然日本で開かれていたBC州のイベントからバーノンのインターナショナルプログラム長が私を訪ねてくださりました。拙い英語でありながらもお話をさせていただき、バーノン市に留学することを決めました。

学校生活の中で一番印象に残っていることは何ですか?その理由も教えてください。

カウンセラーが常勤していて、いつでもクラスや進路に関しての相談ができたことです。現地校でインターナショナル生だった私は特に、卒業できるのか、どのクラスを取ればいいのか、自分だけではわからなかったので相談してアドバイスをくれる存在はとても大きかったからです。私の学校では新学期が始まってから一週間の間はクラスを変更することができました。先生や生徒と合わなかったり、気が変わって別のクラスを取りたい時など、クラスを変える生徒は毎学期一定数いるので気軽に話しに行くことができてとても助かりました。

滞在先(ホームステイ、寮など)で印象に残っているエピソードを教えてください。

私が滞在していたホームステイは、本当に暖かく愛に溢れた家族でした。全ての日々が宝物で、第二の家族とも言えるほど優しく、時には厳しく接してくれました。初めから私の未熟な英語を一生懸命理解しようとしてくれたり、難しかった課題を手伝ってくれたりしました。私が寝坊して遅刻した時は学校にはきちんと行くこと、と叱られ、それからしばらくはホストマザーが毎朝私を起こしてくれました。私が少しずつ英語を話せるようになり、だんだん今日学校で起きたことなどを食卓の場で(ホストシスターとブラザーと一緒に)報告しあったり笑ったりと、本当の家族のように過ごしました。私が長期休みに日本に帰国する時、前夜はホストファザーが寂しくて泣いて、帰ってきた時は一番に迎えてくれてハグしてくれました。家族写真を一緒に撮ろうと誘われた時は、家族の一員として何か残そうとしてくれたことが本当に嬉しかったです。日本に帰国してからも、毎日メッセージのやりとりをしています。

参加した課外活動について詳しく教えてください。

特に課外活動はしていません。しかし学校にはバスケットボールクラブやバレーボールクラブ、吹奏楽クラブなど多種多様な活動クラブが存在していました。現地校で現地のカナダ人と活動することは自信の向上心次第では大いに充実した生活が送れると思います。

留学中、どのような友人ができましたか?交友関係について教えてください。

現地のカナダ人を含み、ESLの授業や留学生向けに催されるイベントを通じて世界各地に交友関係を築くことができました。一番仲が良かったのはカナダ人とフランス人です。泊まりをしたり休日はどこかへ出かけたり、ランチを共にしたり放課後は誰かのおうちで宿題をしたりとたくさんの時間を一緒に過ごしました。小さな街だからこそ密着した濃い時間を共にすることができ、とてもいい関係を築けていたと感じます。カナダ人はとてもおおらかで、拙い英語でも理解しようと努力してくれます。交友関係を持つにはカナダへの留学は最適だと思います。

留学中、どのようなことで最も困りましたか?又、その点をどうやって克服したか教えてください。

授業が全て英語で行われるという点です。どの授業も全て英語で行われる現地校で、卒業に必要な単位を取得するのは簡単なことではありませんでした。克服するためにまずは復習から始めました。その日行った内容を一度日本語に直して噛み砕き、わからなかった単語を理解してからもう一度英語で読み直しました。日本語で授業内容を理解しながら、次からは同じことを日本語で考えなくていいように英語主体で物事を進めていました。英語を日本語に翻訳して理解するのは大切なことですが、それだけでは日本語に直してでしか英語を読めなくなってしまうので、そうしていました。

日本の学校や生活と大きく異なると感じた点を詳しく教えてください

非常にアクティブであることがカナダの学校生活での特徴であり、私の中に深く刻み込まれているものだと思います。例えば、日本の高校では先生が主体となって授業を行い、生徒はそれを整列された席に座って聞くだけですが、私の行っていた高校では、先生がまず説明をしてから生徒が実際にトライしてみるといったような、実践型の学びが行われていました。なかには席の配置が円形になっているクラスもあり、生徒同士が協力しあって完成させるプロジェクトを行うなど、生徒主体で動きのある学習だったと思います。体育の授業では毎週一度はハイキングやスケートに行ったり、他の教科でも頻繁にフィールドワークに行ったりしました。それら全てが私には新鮮だったし、カナダ人や他の国の留学生と触れ合う機会がたくさんあることで、自分の語学力だけでなく輪を広げることができ、大変充実した生活が送れたと思います。

留学して良かったと思うことを教えてください。

世界の広さを知れたことです。私は日本の高校を辞めたいと思った時に海外という選択肢を知りました。逃げるという捉え方もありますが、10代のうちに世界を見られるというのは素晴らしいことだと思います。留学後は自立心も身につき、少し上手くいかなくてもなんとかなると思えるほど、視野が拡がったように感じます。多国籍国家であり広く留学生を受け入れているカナダではたくさんの留学生と出会うことができます。アジア、ヨーロッパを含む世界各地から一つの地域にやってきて、時間を共有することはとても貴重で価値のある体験であったと確信しています。多様な価値観や生き方を目の当たりにして、私が見てきた「世界」がどんなに狭かったかを思い知りました。ひとりでそういった大きくて充実した空間に身を置くことは自らの成長になりました。

帰国後、日本の学校または生活において苦労や違和感を感じたことはありますか?はいの方はどのような点でそう感じたか詳しく教えてください。

特にありません。ただ、変わったことといえば、人間関係において帰国子女や帰国生との方が仲良くしやすくなったように思います。

留学前と後で、あなた自身はどんな点が変わりましたか?或いは周囲の人たちにどんなところが変わったといわれますか?

周囲にも言われますし、自分でもポジティブになったと思います。友達がいるとはいえ肉親がいない状況でひとり毎日生き抜かなければならなかったのでもちろん落ち込むこともありました。それでもどうにか立ち上がって七転び八起きで生活する中で、ネガティブ要素を消す能力がついたのだと思っています。辛いと思うことはたくさんありますが諦めずに前に進もうとすることが自分の成長につながりました。

帰国子女枠受験について:いつ頃からどのような準備を行いましたか?又、志望校はどのように決めましたか?

Grade12になった9月からSkypeでオンライン個別授業を行ってくれる予備校に通い始めました。先生と相談して志望校と志望学科を決めたのはその後4月です。私の場合、前から行きたいと思っていた大学があったので、その中から学びたいことを探して志望学科として決定しました。帰国子女枠は対象学部が絞られている大学や、そもそも行っていない大学も多いので、早めの下調べが必要になります。私の場合、出願にはTOEFLやIELTSなどの4技能試験のスコアの提出が必須だったので、出願のあった夏までに目標スコアに到達できるよう、小論文や現代文等の受験勉強より先に、英語の勉強をしました。目標スコア到達後は、予備校に通い小論文、現代文、面接の勉強と練習を行いました。また、出願時必要な書類もそろえなければならないので、現地の教育委員会や学校に連絡を取り郵送してもらいました。

日本での大学進学を決めた理由は日本での大学進学を決めた理由は何ですか?

日本の企業に就職しようと考えている為、日本での学歴を重視したからです。また、視野拡大によりカナダから見た日本は知れたので、次は視点を変えて日本から見た海外を感じてみたいとも思いました。カナダの大学に友達と進むということも考えましたが、カナダの大学に行くとわからないことだらけの勉強面でだいぶ苦労して他の教養が身につかないかもしれないと思い断念しました。日本の大学に通ったら別の国の大学に留学ができるかもしれないし、インターンの重要性も感じていたので、自分に与えられる可能性がある選択肢の多さから日本の大学への進学を決めました

受験に際し、留学経験がどのような点でプラスに評価されたと思いますか?

キリスト教の大学なので、キリスト教の深く根付くカナダでの留学体験はたとえ日常生活の話であっても有効に働いたと思います。また、多様な価値観や宗教観、生き方に触れてきたことはかなり重要なアピールポイントになりました。面接では特に、自分の長所について聞かれた際に「単身留学にいっていたので」ということで自分のことを嫌味ではなく、よく見せることができました。教授からは実際に「よく物事について考えられている」とお褒めの言葉を頂いて、自分に自信を持って受験に挑めることが一番プラスであったと思います。

これから留学する後輩たちにどんな言葉をかけてあげたいですか?

現地で日本人と仲良くするのは自由だし、英語を喋ることに疲れたり英語を喋ることに勇気が出なかったりするのはわかります。でも、本当に成長したいと思って留学をするなら、孤立を恐れないでください。残念なことですが、日本人という異国人を見ていきなり仲良くできる現地人は多くありません。でもそこで諦めないで、自信を持って積極的に人間関係を構築しようとすることが大切です。何事もやってみることが成長につながります。英語が話せなかったりわからないことがあるならそう正直に言えばいいから、翻訳機でもなんでも使ってまずは会話を試みてください。ジェスチャーと表情は万国共通です。積極的な姿勢を持つことを絶対忘れないでください、ホストファミリーや友達の誘いに気が乗らなくてもまずはYESって答えてみて、少しでも長くoriginalの環境に身を置いて一生懸命過ごしてほしいです。必ず何か喜ばしいこととして身に返ってきます、頑張ってください:)

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