🦘カンガルー便り Vol.22
こんにちは。
シドニーより古賀です。
ありがたいことに今年に入ってから本当に多くの留学のお問い合わせをいただいており、目下年明けにオーストラリア・ニュージーランドの学校へ入学を予定している子どもたち、そして来年秋の北米やヨーロッパの学校への入学を目指して出願やインタビュー練習を頑張っている子どもたちのサポートに日々追われ、「カンガルー便り」のお届けが滞ったまま、あっという間に2022年の幕がとじられようとしています。留学生にとっては、いくつかの困難は残しつつも、ほぼコロナ禍のトンネルを抜けたことを実感しています。
さて、シドニーには真夏がやってきています。昨年は雨続きの夏でしたので、かなり久しぶりにオーストラリアらしい太陽が照り付ける夏を迎えています。日本同様にこちらでもコロナ禍を経て物価が高騰しており、ニュースでは航空券や宿泊費もこれまでの1.5割増しと報じられていますが、クリスマスホリデーのこの時期は空港や観光地、どこに出向いてもかなりの混雑です。12月25日のクリスマス当日はファーストフードやガソリンスタンドなどを除いてほぼ全ての店が閉まり、この日は家族や親せきが集って豪華なクリスマスの食事を堪能する日ですので、前日の12月24日のスーパーやショッピングセンターの混み具合はイモ洗い状態です。魚屋や肉屋には行列ができ、どこの店もセールで賑やかな雰囲気になります。クリスマスのもう一つの楽しみは、12月に入るとイベント施設のみならず、気合の入った個人宅でスタートするイルミネーションです。予めSNSなどで告知されたそのお宅の住所を目指して見物客が殺到し、暗くなる20時以降は住宅街の通りに駐車スペースを見つけることが難しくなるほどです。私たちも4件ほどの大掛かりな個人宅イルミネーションをめぐるツアーをしてみましたが、オージーのパーティや華やかな催しが大好きな気質を垣間見ることができました。
うちの息子二人は4年生とキンディを無事に修了し、二人とも来年の進級を楽しみにしています。何よりも12月に入ってからは、学校でもクリスマス工作やホリデーに関する話題で持ちきりになるため、クリスマス色とは無縁の我が家でも、息子たちのワクワク感は早々に伝わってきました。High Schoolへ上がるまで残すところ二年となった長男の学校選び事情、こちらで小学校生活をスタートさせた次男の日本の学校との学び方の違いなど、お伝えしたいことを山ほどため込んでしまいましたので、来年はできる限り定期的に更新できるよう努めることをお約束し、今年はこの辺りで締めたいと思います。
2022年は海外教育研究所として新たなご縁をたくさん頂きました。コロナという強敵に負けまいと歯を食いしばってきた二年間に対してのご褒美をいただいた年だったような気がします。2023年はこれまでのご縁を大切にしながら、温めていた羽を広げられる年にしたいと思っています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。