よくあるご質問
この度は、株式会社海外教育研究所(以下「当社」といいます)の留学プログラムにご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。当社は「自立して生きる力を育む『見守る留学スタイル』」を基本理念とし、お子様一人ひとりの成長に寄り添いながら、親御様と共にお子様の最良の留学実現を目指し、『伴走者』のように、信頼いただける存在であることを心がけています。
留学はお子様を大きく成長させる機会である一方、予期せぬ困難に直面することもあります。本FAQは、当社の理念・サービスの特長・契約に関する重要事項・リスクや現実について大切な点を行き違いなくご理解いただけるようまとめています。「留学プログラム約款」と併せて必ずご確認ください。
株式会社海外教育研究所について
当社の「見守る留学スタイル」とは?
私たちは、お子様が海外で『自ら考え行動する力』を育むことを大切にしています。慣れ親しんだ環境を離れ、新しい挑戦に向き合う経験は、喜びも困難も含めて、すべてが自立と成長の糧となります。辛いときに手を差し伸べたいという親御様の想いは、とても自然で温かいものです。その一方で、あえて過度に先回りせず、安全な環境で見守り、必要な時に適切な支援を届けることが、より大きな成長を導くと私たちは考えています。20年以上の経験を持つコンサルタントが、お子様の個性やご家庭の想いを大切にしながら、留学の先に広がる未来まで見据えてプランを共に描き、留学の旅路を最後まで伴走いたします。
プログラムの内容と特長は?
当社は、小学・中学・高校の正規留学を中心に、夏休みや春休みの短期プログラム、ターム留学や休学留学など、多様な選択肢をご用意しています。カナダ・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・スイスの学校と連携し、お子様にふさわしい学びの場をご提案しています。『なぜ留学を考え始めたのか』『その経験を未来にどうつなげたいのか』。そんなご家族の想いに寄り添いながら共に歩むことを、私たちは大切にしています。
オリジナルのサポートはありますか?
はい。当社独自の留学準備プログラム『FORWARD』をご用意しています。『FORWARD』は「未来に向かって、柔軟に・しなやかに・自分らしく歩んでほしい」という願いを込めたプログラムで、留学の成功に欠かせない 7つの未来力(柔軟性・楽観性・挑戦する勇気・心身の健やかさ・自律性・信頼関係を築く力・意思決定力) を育みます。プログラムでは、異文化理解やトラブル対処、自己表現の練習などをワークショップ形式で学び、同じ時期に留学する仲間と刺激を与え合いながら準備を進めます。さらに個別プログラム(有料オプション)として『セルフポートレート™学習スタイルアセスメント』を取り入れ、個別英語レッスン他、キャリアXウェルビーイングプログラムを通じて、お子様が「自分を知り、育むチカラ」を養えるよう支援しています。
留学先や学校はどのように選べますか?
お子様の個性や学力、ご家庭の希望を丁寧に伺い、校風や支援体制も含めて総合的に判断し、適した学校をご提案します。選定には、英語力・成績・性格・やりたいこと・滞在方法・ご予算・留学先の環境など、多くの要素が関わります。そのため、理想と現実の間にギャップが生じることは少なくありません。しかし、どのような環境であっても、それを活かすも殺すも本人次第です。大切なのは、自分に与えられた環境の中で学びを深め、成長へとつなげていく姿勢です。私たちは、その前向きな挑戦を支える伴走者でありたいと考えています。
現地校における留学生の立場とは?
留学生は、現地の学校が定めるルールや規約に従うことが前提です。違反があれば退学処分となる可能性があり、その判断は最終的に学校に委ねられ、覆すことは極めて困難です。また、留学生は“学生としてその国に滞在させてもらっている立場”であることを忘れてはなりません。学業に真摯に取り組むこと、90%以上の出席率を維持できるよう健康管理に努めることは、年齢を問わず求められる大切な責任です。こうした姿勢を保つことが、信頼される留学生として充実した留学生活を送る基盤となります。
留学に臨む心構えと現実について
留学に必要な心構えは?
留学は、新しい環境で挑戦する分、困難を伴う場面も少なくありません。それを自ら考え、乗り越えようとする経験こそが「自分で生き抜く力」を育みます。すべてが思い通りになるわけではない現実を受け入れ、失敗や葛藤も含めて前向きに取り組む姿勢が大切です。
留学中に辛くなったら?
ホームシックや不安、孤独感などは、多くの留学生が一度は経験する自然な感情です。そうしたネガティブな感情に向き合う経験も、自分を受け入れ、気持ちを整える方法を学ぶ大切な機会となります。これはまさに、レジリエンス(困難から立ち直る力)を養うプロセスです。辛い時には決して一人で抱え込まず、現地の先生やホストファミリー、当社の現地スタッフに相談し、支えを受けながら一緒に乗り越えていくことが大切です。
親としてのサポートは?
親御様は、留学に挑戦するお子様にとって一番の理解者であり支えです。結果だけでなく努力の過程を認め、前向きな言葉で励ましてあげてください。ただし、過度な連絡はお子様が現地で自立する機会を奪ってしまいます。無事に到着し生活が落ち着いたら、あらかじめ決めた頻度で連絡を取り、お子様が現地の人間関係を築き、自分の力で課題に向き合えるよう見守ることが、成長を支える大きな力になります。
ご契約について(申込み、約款、費用、キャンセル・変更、学校契約)
申込みから契約成立までの流れは?
所定の申込書類をご提出いただき、お手続き費用のご入金が確認された時点で契約成立となります。お手続きにあたっては、内容をご理解いただけるよう必要な情報を適切にお伝えしています。
資料や書類は紙で受け取れますか?
弊社の資料や各種書類は、原則としてデジタル形式でお渡ししています。海外の学校でも同様にペーパーレス化が進んでいるためです。最新情報を迅速に共有でき、スマートフォンやパソコンからいつでも確認いただけます。紙の資料が必要な場合は、ご家庭で印刷してご利用ください。
留学プログラム約款については?
約款には、サービス内容や費用規定、免責事項など重要な取り決めが定められています。留学を進めるうえで欠かせない情報ですので、必ずご確認ください。
留学プログラム約款
留学先の学校契約については?
各学校には独自の契約やルールがあり、それに従う必要があります。契約書は多くが英語原文で作成されており、解釈に迷った場合は原文が優先されます。必要に応じて理解を深めていただけるよう補足説明を行っています。
費用の支払い方法は?
原則として日本円で指定口座にお振込みいただきます。外貨で発生する費用は、その時点での当社規定のレートで日本円に換算し、日本円でのお支払いとなります。外貨でお支払いいただく必要はございません。
キャンセル時の返金は?
キャンセルのタイミングや理由によっては、取消手数料や実費が発生し、返金できない場合もあります。詳細は約款に定めていますので、事前にご確認ください。留学先でかかる費用については、参加するプログラムごとに定められた規定に沿って判断されます。
申込後にプログラムを変更したい場合は?
プログラム内容を変更する際は、約款に基づいて変更手数料が発生します。内容によっては追加の実費が必要となる場合もあります。また、変更のタイミングや希望先の状況によっては、対応できないこともあります。変更をご検討の際は、まずは早めにご相談ください。
留学継続をできないケースは?
学校の規律違反、健康上の問題、欠席が続くこと、学業の著しい不振、費用の未納などがあると、留学を続けられなくなる場合があります。ただし、実際には多くのお子様が前向きに環境に適応し、学びを続けています。送り出す立場として、私たちは事前準備を大切にし、留学中は現地スタッフが関わりを持ちながら、お子様が安心して学びに取り組めるようサポートしています。
出発前の具体的な準備について
出発前の準備は?
留学生活をスムーズに始められるよう、文化の違いや現地の生活習慣、トラブル時の対応を学ぶ事前オリエンテーションを実施します。グループワークや個別セッションを通じて、お子様と親御様が安心して準備できるよう支援します。また、必要に応じてビザ申請の代行や海外留学保険加入の手続きもサポートしています。航空券手配については、ご希望に応じて提携旅行代理店をご紹介しています。 同時に、留学生活において大切なのは「自分のことは自分で行う」姿勢です。年齢に関わらず、朝は自分で起きる、宿題や持ち物を管理する、体調やその日の出来事を言葉で伝える、自らコミュニケーションを取るといった基本的な自立が求められます。ホームステイであればファミリーの生活習慣を尊重し、寮生活であれば多文化社会の一員として適応力を磨く意志が望まれます。こうした心構えを出発前から意識しておくことが、現地での充実した留学生活につながります。
海外留学保険は必須?補償内容は?
はい、海外留学保険は必須です。欧米圏では医療費が非常に高額で、入院や手術に数百万円単位の費用がかかることもあります。保険に加入していなければ、ご家庭に大きな負担となってしまいます。日本の外務省も、海外で安心して過ごすために保険加入を強く推奨しています。持病や既往症は補償対象外となる場合が多く、補償内容が不十分だと学校や現地機関から受け入れを拒否されるケースもあります。特にニュージーランドでは、政府や学校が定めた規程に対応した保険でなければ入学が認められません。安心して留学生活を送るためには、十分な補償内容を備えた保険加入が不可欠です。当社では、ご家庭の状況に合わせて適切なプランを選べるようご案内しています。
アナカンサポートとは?
アナカンサポート(Unaccompanied Minor)は、12歳未満のお子様が一人で飛行機に搭乗する際に航空会社が提供するサービスです。空港職員がチェックインから乗継ぎ、到着後の引き渡しまでをサポートします。航空会社や航空券の種類によって利用条件が異なり、事前登録や追加料金が必要な場合もあります。ご利用予定の航空会社の規定を必ずご確認ください。
留学中の生活とサポートについて
留学中の生活サポートや、悩み・トラブルの相談は?
現地スタッフが学校や滞在先と連携し、留学生活全般を見守ります。学習や生活に関する不安や困りごとがあれば、学校・ホストファミリー・寮スタッフと情報を共有しながらサポートします。状況に応じて、現地スタッフが学校や滞在先と連携し、問題解決を支援します。ただし、留学先では「まずは本人が自分で行動を起こすこと」が望まれます。日本のように「空気を読む」「意を汲む」といった文化は一般的ではなく、欧米では自分の気持ちや困りごとを言葉で伝えることが、年齢を問わず大切にされています。本人が主体的に声をあげ、その上で必要に応じて現地スタッフが支援することで、成長と安心の両方が得られます。
学校ルール、特に出席は重要?
出席状況はビザの維持に直結します(※学生ビザを保持している場合)。欠席が多いと退学や帰国につながる可能性がありますので、日々の登校を大切にすることが求められます。やむを得ない体調不良などの場合は、医師の診断書を取り付ける等して、学校に正しく報告することが重要です。
学業面(学年決定・進級)は?
学年は語学力や成績などを踏まえて学校が判断します。進級が必ず保証されるわけではなく、場合によっては留年となる可能性もあります。日本のように同年齢が同じ学年で必ず進級するシステムではなく、現地ではより柔軟な運用が行われています。例えば、早生まれの生徒は学年を落として入学することがあったり、習得の早い子どもは特定科目で飛び級したりすることがあります。留学生の場合は英語のハンディを考慮して学年を落として入学したり、同じ学年を2年間かけて履修することも珍しくありません。このように学年運用は多様で、本人の学習状況や成長に応じて調整されます。大切なのは、与えられた環境の中で着実に学び、成長を積み重ねていく姿勢です。
心身の健康状態が変わったら?
渡航前・渡航中を問わず、心身の健康状態に変化があった場合には申告が必要です。正確に申告いただくことで、現地で必要なサポートや配慮につなげることができます。未申告や不正確な申告は、契約の継続に影響し、場合によっては解除の対象となることもあります。
留学中の予期せぬ事態と弊社の責任範囲について
緊急帰国の可能性は?
病気や事故、社会情勢、またはご家庭の事情などにより、急な帰国が必要となる場合があります。その際にかかる費用はご家庭のご負担となります。予期せぬ事態に備え、海外留学保険や十分な準備を整えていただくことが大切です。
当社の責任範囲・免責事項は?
天災・紛争・感染症、現地学校の都合、あるいはご本人の行動など、当社の責任によらない事由による損害については、当社は責任を負いかねます。ただし、そのような状況が生じた場合でも、必要な情報提供や現地との連絡調整を行い、ご家庭と連携しながら可能な限りの支援に努めます。
留学後の進路について
留学後の進路相談は可能?
はい。帰国後の進学やキャリア形成についてもご相談いただけます。帰国子女枠を利用した受験については、提携している学習塾・教育機関を紹介しています。
帰国後、日本の学校に編入することはできますか?
はい、過去にも日本の学校に編入された生徒は複数おります。ただし、編入の可否や条件は学校ごとに異なり、学年に加えて、学力や受け入れ枠、帰国時期によって選択肢が変わります。そのため、直接学校に問い合わせたり、帰国子女受験対策塾などに事前にご相談いただくことで、スムーズな対応につながります。
大学や高校受験ではどのように活用できますか?
多くの大学や一部の中学・高校には帰国子女枠が設けられていたり、海外留学経験者がその機会をアピールできる項目が設けられており、英語力や海外での経験が評価されるチャンスとなります。ただし、学校ごとに出願条件や求められる学力は異なります。帰国子女受験を検討されているご家庭には、当社から提携塾や教育機関をご紹介することも可能です。
海外の高校卒業後に海外大学への進学も可能ですか?
はい、海外大学へ進学する選択肢もあります。国や大学によって入学条件は異なりますので、留学中から将来を見据えた科目選択や課外活動に取り組むことで、進路の幅が広がります。志望する大学や学部によっては、高校段階での履修科目や成績、課外活動歴、国の統一試験結果、英語力の証明などが求められる場合もあります。そのため、希望進路を逆算し、数年前から必要な準備を整理しておくことが重要です。
留学経験は将来のキャリアにどう役立ちますか?
留学は語学力の習得だけでなく、自立心、異文化への適応力、コミュニケーション力、課題解決力といった非認知能力を育む貴重な経験です。これらの力は、大学入試や就職活動において強みとなるだけでなく、その後のキャリア形成においても大きな財産となります。特に変化の大きいこの時代に生きる子どもたちが大人になったとき、「正解のない問いにどう向き合うか」「新しい環境でどう自分を活かすか」が問われます。留学で培う非認知能力は、まさにこうした不確実な未来を切り拓くための基盤となります。