子どものストレス

日本の子どもたちの中には、大人のように疲れ切っている子どもがいると、先日参加した教育カウンセラー研修会で、同じグループの先生方から聞きました。学校に行く気力はもちろん、友達と遊ぶ意欲すらも失っている子どもが近年増えているそうです。

ここで15歳児を対象としたあるアンケート結果を紹介します。

Q1:良い大学を出ると幸せになれると思いますか?

はい、と答えた子ども。東京24.4% ワシントンD.C.84%

Q2:高学歴を身に付けていたいですか?

いいえ、と答えた子ども。 日本50.3% アメリカ80%

この数字から、高学歴があっても仕方ない。受験勉強をしても。。。と考える子どもたちが増えている事が伺えます。学歴社会が、必ずしも子どもたちにとって住み良いわけではないということでもありますね。欧米社会と日本社会の違いの一つとして、ある日本人ご夫妻のエピソードを紹介したいと思います。ご主人がIT技術者ということもあり、ご主人がアメリカに赴任後、ご夫妻はアメリカを永住の地と決め、そこで暮らしていました。数年後、子どもを持つかご夫婦で相談を重ね、最終的に子どもは持たない結論に至ったそうです。その理由は、自分たちに信仰心がないから、というものでした。子どもを育てるには、以下の2つが不可欠です。

経済的基盤

もう一つの価値=博愛精神

アメリカ社会では、宗教は無形化しつつありますが、キリスト教に基づく博愛精神が、今なお社会に息づいています。このご夫婦は、経済的基盤が安定していても、信仰心を持たないから、という理由で夫婦二人の生活を選択しました。

最後に、2009年度「母親になるのにベストな国」ランキング結果を一部紹介します。

毎年上位にランクインする北欧の国々の他、英語圏ではオーストラリア3位、ニュージーランド6位となっています。

日本は、34位で昨年の31位から3つ順位を落としました。2005年にランキング対象国となっていますが、2006年以降は毎年順位を下げています。(2005年14位、2006年12位、2007年29位、2008年31位)

※ランキング結果はSave the Childrenより抜粋

日本はかつて、子どもが大好きな民族でした。家族の形は様々ですが、子どもがいてもいなくても、社会全体で子どもを育てる、そういう精神を日本にも根付かせていきたいですね。

金成

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