スタッフのつぶやき

レジリエンス~実体験編~

こんにちは、榎本です。

全国的にコロナ感染者が増加しており、厳しい状況が続きますね。

引き続き、感染予防に努めながら生活して参りたいと思います。

さて、先日、レジリエンスについてこちらのブログに記事を書かせて頂きましたが、今日はその第2弾をお届け出来ればと存じます。

個人的な話になりますが、実は4月から6月にかけて、今年小学校に入学した我が家の次男が初日から登校拒否、約2か月間、行き渋りが続き、まさに私たち親は、レジリエンスの力が試される期間を過ごしていました。今は、担任の先生はじめ、周りの方々の理解やサポートのお陰もあって、朝渋ることなく登校できるまでになりましたが(*学校までの付き添いは絶賛継続中)、これがいつまで続くのだろう…とネガティブになり心が折れそうになったのも事実です。(実際、知らぬ間に唇にヘルペスが出来ていました…苦笑)

こんなネガティブな感情になっている時は、潜在的な自分の捉え方のクセが関係しており、そのクセは大きく7つのカテゴリーに分けられるとレジリエンスを学習する中で知りました。

<心配> ああなったらどうしよう、悪い結果になるに違いない →【不安、恐れ、緊張】

<あきらめ> 自分にできるわけない、それは自分には出来ない →【無気力、脱力感、不安】

<罪悪感> 自分のせいだ、それは私の失敗だ →【罪悪感、不安、焦り】

<非難> 自分は悪くない、あいつらが悪いんだ →【怒り】

<正義> そんなことすべきではない、それは正しくない →【嫌悪、怒り】

<敗北者> 私は何をやってもだめだ、みんな私より優れている →【敗北感、劣等感、憂うつ】

<無関心> 興味ない、どうでもいい →【脱力】

私の場合、状況が改善せず同じ状態が長く続くことで余裕がなくなり、無意識的に心配(これがずっと続いたらどうしよう/不安)と正義(学校は登校するべきもの/怒り)の捉え方のクセが強く働いていました。今思うと余裕がなくなるにつれ、どんどん負のループにはまっていたような気がします。

一旦立ち止まり、このように自分の捉え方や感情に気づいた後は、ネガティブな感情から抜け出すために捉え方を変える事を実践しました。具体的には次の通りです。

【これがずっと続いたらどうしよう。早くこの状況を打開したい】 → 大ジャンプを期待せず、少しずつ前にすすめば良しとしよう。いつかは終わりがくるだろう。彼なら乗り越えらえる!

【学校は行くもの。学校行かずしてゲームはない、ゲームするなら登校すべき】 → そもそも無理してでも学校に行かないといけないのか?行きたいけど行けない、彼自身が一番辛いんだろうな。もしかしたらゲームで気持ちのバランスを取っているかもしれない。その気持ちを優先してあげないと!

と、こんないう風に捉え方を変えると、イライラや不安が軽減し、気持ち的にも楽になり、自分の心にも余裕が出来ました。その結果、息子にも余裕や安心感が出てきた気がします。そして、親の情緒が安定すると子供も安定するということ、また、この位の年齢の子どもにとっては親の存在(影響)はまだまだ大きいということを再認識した次第です。その他、次男に対する見方、受け止め方を変えるという事も自分を楽にする手段となりました。

頑固 → 意思が固い、信念がある

怒りっぽい → 感受性豊か、情熱的

心配性 → 慎重、細やか 

やんちゃ → 活発、元気がいい

このように、捉え方・見方を変えることで気持ちが楽になったり、前向きになったり、結果、逆境から立ち直ることに繋がる事を今回の<次男の乱?>を通じて身をもって実感し、改めてレジリエンスに触れておいて良かったと思えた出来事でした。

留学中は誰にでも必ず逆境が訪れます。その時に上手く乗り越えられるよう、これから留学する子供たちにもこのような知識やスキルを授けられたらいいなと思います。

↑行き渋りが激しかった時。教室の前の廊下で私を逃がさないよう足にしがみつき、このまま15分間の膠着状態。意志の固さに可笑しくなり思わずパシャリしたのでした…。いい思い出です。

榎本

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