
教育における多様な価値観から、低年齢での留学が選択肢の一つとして選ばれるようになり、小学生のうちから留学する子どもが増えています。人材の国際化が加速する社会となった今、早期から準備を開始するご家族が増えた証しといえます。

欧米と日本では、子育てに関する考えやしつけにおいて根本的に異なる点があり、まずはそれらの違いを知ることが重要と私たちは考えます。実際、留学先の学校で共に生活する友達やスクールメイトは、日本とは異なる文化で育ってきた子ども達です。又、子どもの教育やお世話に携わる方達は日本の教育観とは異なる観点で子どもの教育にあたることもあります。日本の常識が欧米の学校で通用するとは限りません。
例えば欧米では、子どもの行動を見守り、子どもの自立心を養うことを中心とした教育が早くからなされています。幼い頃から、食事、排泄、衣類の着脱などの身の回りのことを自分で行うのは当たり前と考え、子どもの行動に対して、必要以上に手助けをすることはありません。又、子どもが生まれたら、生後間もなくして別室で寝かせるのが一般的です。これらの事から、欧米では幼い頃から自然と自立心が育まれるような子育てをしていることが伺えます。

近年、将来を見据えて小学生のうちからサマースクールに参加する子どもが増えています。たくさんの出会いや発見があるそこは楽しくもあり、お父さん、お母さんが恋しくてホームシックにかかることもあり...そんなひと夏の経験が子ども達をたくましくさせるのでしょう。帰国後の子ども達は、一回り成長した姿を見せてくれます。
低年齢からの語学習得が本格化するにつれ、親御様とお子様ご一緒に留学されるご家族が増えています。保護者ビザのあるオーストラリアやニュージーランド、豊かな自然の中で高水準の教育が受けられるカナダは行きやすさもあり、親子留学先として人気の高い国です。
スイスやイギリスの全寮制学校(ボーディングスクール)では、就学前の子どもから受け入れている学校があります。ご家族が考える教育観に基づき、早期から親元を離れて留学している子どももいれば、ご家庭の事情で留学している子どももいます。
カナダやニュージーランドの公立校では、5年生にあたる年齢(10歳-11歳)から単身留学生を受け入れている学校があります。小学年の間に1年間の体験留学を経験した子どもや、小学校の卒業式を待たずにこれらの国の中学校へ進学した子どももいます。


小学校低学年頃 6歳~9歳頃
この時期の子どもは、人間関係の質より量が大切です。非常に活発なエネルギーを持ち、好奇心旺盛で疲れを知りません。失敗を恐れず、失敗してもすぐ忘れる、そして何でも自分でやろうとすることが自主性や積極性の基本となります。
自発的な探究心を養うためには、想像(創造)や実験が豊富にあるいたずら遊びを十分に子どもにさせてあげることが必要です。これら経験の積み重ねが、出来るところまで独立していこうという自立心に繋がっていくのです。
小学校中学年~高学年頃 10歳~12歳頃
この時期の子どもは、仲間(友達)と知識や体験、又、共同活動においては道具等を共有し合う経験をより多く持つことに価値があります。くだらない事でも友達から学び、仲間との遊びの中で実践する事が、将来社会に出た時に勤勉に生きていくための基盤作りとなります。
学び合うためには、話し掛けられやすい雰囲気を持ち、話を聞こうとする姿勢を互いに持っているか、つまり、共感的な力が育まれていることが大事です。友達と自在に学び合う関係を築けていれば、いろいろな環境に自立して適応していく力はおのずと育まれます。
